あなたは普段、どんな姿勢で寝ているでしょうか?
寝ている姿勢なんてあまり意識しないものですが。。。。
朝、起きた時にバンザイをしていませんか?
「あ、してるかも。。。。」と思った方は、
体が不調のサインを出しているのかもしれません。
今回は、この【バンザイ寝】の原因とその解消法について解説しました。
バンザイして寝ていませんか?
結論から言うと、バンザイ寝している方は、肩こり・背中のこりが悪化している可能性が高いです!
肩や背中の筋肉が緊張して凝っていると、辛いですよね。
私たちの体は寝ている間に、無意識にその辛さから逃げるような姿勢をとって寝ているのです。
それが【バンザイ寝】なのです。
バンザイ寝の原因
長時間のデスクワークや、スマホの使用で、
私たちは肩を内側に入れ、
首を前に倒して
猫背の姿勢をとっていることが多いです。
この猫背姿勢こそが、肩こりや背中のこりの最大の原因です。
猫背姿勢は体の歪みに直結します。
左側が猫背姿勢です。
絵を見ると分かるように、
猫背の特徴は
- 頭が前に倒れている
- 肩が内側に入っている
- お腹がぽっこりと前に出ている
です。
この姿勢を続けていると、肩甲挙筋、僧帽筋、菱形筋、三角筋などの筋肉が
長時間、引っ張り続けられることによって緊張してしまいます。
これらの筋肉が緊張して、凝り固まってしまい、
寝ている間は無意識にそれをゆるめようとして、両手を上げてしまうのです。
そしてもう一つ。両手を挙げて肋骨も引き上げることによって、肺を広げやすくし、
呼吸を楽にしたいというサインなのです。
バンザイ寝の弊害
寝ている間に両手をあげて、緊張している筋肉を緩めた状態にしているのだから、
「バンザイ寝は体にとって良いことだ」と思ってしまいますよね?
実はそうではありません。
バンザイ寝の弊害は
1.普段あまり使わない筋肉を長時間伸ばしてしまうことで、
新たな筋肉の緊張・こりの原因となる→血行不良
2.腕を布団から出してしまう
→冷え
3.顎が圧迫される
→気道が狭くなる、いびき
などが挙げられます。
バンザイ寝をしてるなと気付いたら、それはあなたの体からのサインです!
今日から改善していきましょう!
バンザイ寝の解消法
解消法は大きく二つあります。
- 筋肉の緊張をゆるめるストレッチ
- 筋肉が緊張して硬くなるのを予防するために、頭や腕の重みに負けない筋力作り(体づくり)
筋肉の緊張をゆるめるストレッチ
- 肩回し運動
- 肩甲骨のストレッチ
- 動画 ゆるストレッチ
肩回し運動:前回し10回、後ろ回し10回
肩に手を置いて固定し、
肘で大きく円を描くように肩を回す。
この時、左右の肩甲骨が近寄ったり遠ざかったりするのを感じながら行います。
肩、胸まわりのストレッチ:3呼吸分×3回
両手を後ろで組んで、上に挙げていきます。(座っていても立っていてもどちらでも大丈夫です)
同時に顔を上に向けていきます。(痛みや痺れが出る場合は中止してください)
ゆっくりと鼻から息を吸って、口から息を吐きます。(3回)
ゆるストレッチ 10分(お時間に余裕があれば是非チャレンジしてください、朝でなくても大丈夫です)
これら1〜3のストレッチを空いている時間を見つけて行ってみてください。
まとめ
- バンザイをして寝ている方は、肩こり・背中のこりが悪化している可能性大です。
- バンザイ寝をすることで、私たちの体は無意識に楽な姿勢を取ろうとしているのです。
- バンザイ寝が続くことで、さらに体はこり固まってしまったり、冷えや血行不良などの弊害が出やすくなります。
- バンザイ寝の原因となる肩こりや背中のこりを解消するためには、ストレッチが有効です。
- バンザイ寝の原因となる肩こりや背中のこりを根本的に予防するためには、体の骨格を整え、筋肉を鍛えることが重要です。
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