こんにちは、美容鍼灸整体師よっしーです。
皆さん、美容鍼をご存知ですか?
美容に興味のある方なら、話を聞いたことがあったり、
実際に施術を受けたことがあるかもしれませんね。
今回は、美容鍼ってなんぞや!について解説しました。
※鍼灸師によって、いろいろな流派や方法がありますので、
100%こうです!というわけではありません。
【美容鍼】ってどんな美容法?
美容鍼とはどうのような施術法でしょうか。
美容鍼は美容を目的とした鍼で、いろいろな手技・手法はありますが、
多くは上の写真のように、顔に鍼を刺して施術します。
そもそも「鍼」と聞くと、「痛そう!」「怖い!」などの先入観がある方が多いと思います。
痛みについては個人差がありますが、
「思ったほど痛くなかった!」というお客様がほとんどです。
鍼には大きく分けると二種類あります。
- 刺す鍼
- 刺さない鍼
当院で私がお客様に施術しているのは前者の「刺す鍼」です。
顔にあるツボなどに、鍼を刺していきます。
通常コースですと約40〜50本ほど顔に鍼を刺します。
しわ、たるみ、くすみ、むくみ、ほうれい線、肌荒れ、、、etcの改善を目的として
顔に鍼を刺して施術します。
そして顔だけでなく、手や足、お腹などにも鍼を刺して全身調整も行います。
鍼を刺し終わったら、そのまま10〜15分刺したままにします。
これを置鍼と言います。
置鍼によって、鍼の効果をさらにアップさせます。
鍼が初めての方や、刺激に弱い方の場合は、
置鍼時間は短くします。
私のお客様の場合は、リラックスして寝てしまう方が多いです。
鍼を刺すと、なぜ肌が綺麗になるの?
私たちの肌は、上図のように表皮・真皮・皮下組織という三層構造になっています。
真ん中の真皮層にまで鍼を刺すことによって、
美肌に不可欠なコラーゲンやエラスチンを作る力をアップさせます。
このように、鍼を刺すことで肌代謝を高めることができるのは、
【マイクロトラウマ】を利用しているからです。
マイクロトラウマとは、主に心理学で使われる言葉ですが、
ここでは【小さな小さな傷】という意味で使っています。
肌に鍼を刺して、目に見えない小さな傷を作ります。
私たちの体は、傷ができるとそれを治そうとする力が備わっています。
これを自然治癒力とか、自己治癒力と言います。
鍼を刺すことで小さな傷を作り、
それを自分で治す力(自己治癒力)をわざと活発化させてやるのです。
また、鍼を刺すことによって体が受ける痛み刺激によって、
血管が広がる反応も起こるので、血液の流れも良くなり、
酸素や栄養が運ばれてきやすくなるので、肌代謝がアップするというわけです。
どんな鍼を使っているの?
「ハリ」と聞くと、裁縫で使う針や、注射針を想像してしまいますよね。
そんな太い針を顔に刺すなんて。。。。。
と怖がっているお客様も多かったです(笑)
実際はそうではありません。
美容鍼で使う鍼は直径0.1〜0.18mmほどで、髪の毛よりも細いのです。
(おおよそ裁縫針は0.5〜1mm、注射針は0.4〜1.6mm)
長さは1.5cmのものと3cmのものを部位によって使い分けています。
現在は使い捨ての鍼を使う院やサロンが多いです。(衛生面を考えると使い捨て鍼がおすすめです)
どんな効果が期待できるの?
鍼を刺すことで、
・血流が良くなる
・コラーゲン・エラスチンなどの物質を作る量が増える
・凝り固まった筋肉をほぐす
などの効果が期待できます。
それによって、
- しわ、ほうれい線
- くすみ
- たるみ
- 毛穴の開き
- むくみ
- 肌荒れ、吹き出物、ニキビ
などの改善効果が期待でします。
ただし個人差がありますので、
美容鍼をした直後に、とてもリフトアップした!などの効果を感じる方と、
翌日以降に効果を実感される方がいます。
「鍼を刺す」ただそれだけですので、
副作用も少なくナチュラルな美容法です。
美容鍼のデメリット
内出血
美容鍼で使う鍼は非常に細いですが、まれに毛細血管にあたり、血管の壁に傷がついて出血を起こすことがあります。
出血した血は皮下に溜まり、内出血となります。
施術直後から起こることもありますが、多くは翌日以降に出ます。
この内出血が美容鍼の最大のデメリットとなります。
しかし内出血は、血流が悪くて滞っているところで起こりやすく、好転反応として捉えられています。
内出血を起こすことで、そこの滞りを解消するというわけです。
内出血は決して悪い現象ではありませんが、一時的に美容的に好ましくないので、
最小限に抑えつつ施術するのが良いと思います。
内出血の対処法
内出血が起こった場合の対処法は、まずは冷やします。
濃い紫色が薄くなるまでの数日間は、揉んだりマッサージはしないでください。
内出血の色が薄くなり、やや茶色みがかってきたら、軽くマッサージを行うと良いです。
体質や内出血の程度にもよりますが、おおよそ数日〜2週間ほどで消退していきます。
内出血を起こしやすいケースと予防法
・睡眠不足や体調不良がある場合
・過度なダイエットや偏食などで胃腸が弱っている場合
・遺伝的に血管壁が弱い場合
・お薬の影響
施術を受けるに当たって、担当の施術者にこれらのことを相談すると良いと思います。
太い鍼を数多く使用すれば内出血を起こす確率は上がります。
目の下などは内出血を起こしやすい部位です。
体質や体調を考慮した施術をすれば、内出血のリスクは極力抑えられます。
特に初めての施術の場合は慎重に施術をしたほうが良いので、
写真撮影や結婚式の前日に初めての美容鍼。。。という場合は、
目立つ部位の施術は避け、顎の下・フェイスライン・髪の生え際のツボに鍼を刺すなどで対応して貰えます。
鍼あたり
鍼の施術後、軽い倦怠感や怠さ、眠気が起こることがあります。
これは鍼を刺した刺激によって、血管が広がって血流が良くなったり、
自己治癒力が活発化することによって起こります。
体の中が活性化して、少し疲れてしまうわけです。
こちらも好転反応の一つです。
施術後は無理をせず、自宅でゆったりと休まれると翌日には軽くなってるはずです。
美容鍼の施術の流れ
では実際の美容鍼の施術の流れはをご紹介します。
(サロンや院によって違いはあります。)
1.来院、カルテの記入
2.お着替え:動きやすいリラックスした服を無料で用意されていることが多いです
3.カルテをもとにカウンセリング:お肌の悩みを伝えましょう。生活習慣や全身の調子(肩こり、腰痛、冷え、むくみ、生理など)についてもカウンセリングします。
4.施術
5.お着替え、身支度
6.施術後のカウンセリング:日常で取り入れると良い習慣や、ストレッチなどのアドバイスも
所要時間は全体で60〜90分ほどです。
美容鍼を受けるに当たっての注意事項
・睡眠不足に気を付けましょう
・過度なダイエットは避けましょう
・施術前後の飲酒は控えましょう
・施術直後の食事は避けてください(2時間ほど空けてください)
・施術後当日は激しい運動は避けてください
・施術後当日は長風呂は避けてください
美容鍼を受ける院・サロンの探し方
実際に施術を受けている人からの紹介が一番、間違いないと思います。
ただ、周りで紹介をしてくれる人がいない場合は探してみましょう!
探すときのポイントを解説いたします。
・通える場所の鍼灸院・サロンを検索
通勤途中、自宅からアクセスが良い場所で検索してみましょう。
・口コミをしっかりと見る
カウンセリングの時間をしっかりと取ってくれているか、
施術時間はこれくらいだった、
施術後の効果はこんなだった、
院内の雰囲気はこうだった、
施術の痛みはあったか、
など、自分が疑問や不安に思うことについて書かれた口コミをしっかりチェックしておきましょう。
・料金を調べましょう
あまりに高すぎては施術を受けられませんので、
自分の経済状況にあった料金体系の治療院やサロンを検索しましょう。
美容鍼は保険適用がされず、全額実費負担の施術になります。
地域などにもよりますが、平均的な料金は60〜90分程度の施術で10000円前後くらいです。
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