「MCTオイルって何??」
「MCTオイルがダイエットにいいって聞くけど、ホント??」
「MCTオイルダイエットは糖質制限と一緒じゃないと効果はないの??」
MCTオイルをコーヒーに入れて、ダイエット結果を公開しているYouTuberさん達もいますよね!
果たして本当にMCTオイルを食事に取り入れるだけで痩せられるのでしょうか?
今回はMCTオイルについてのそんな疑問について解説しました!
ぜひご覧ください(^^)b
この記事がオススメな方
- 糖質制限をしているけど痩せない方
- 便秘気味でなかなか痩せない方
- 甘いものが好きだけど、砂糖消費量を減らしていきたいと思っている方
- 食後にすぐお腹が減ってしまい間食がやめられない方
MCTオイルでダイエット?!
MCTオイルは消化吸収性に優れ、近年注目されているオイルです。
さまざまな健康効果についても報告されています。
また、その安全性から長年医療現場でも使われてきました。
MCTオイルって何?
MCTオイルは中鎖脂肪酸オイルです。
Medium-Chain Triglycerideの略です。
ココナッツやパームの種子に含まれる天然成分の中鎖脂肪酸を抽出し、100%中鎖脂肪酸だけにしたオイルのことです。
ハリウッドセレブ達が使っていたココナッツオイルは、中鎖脂肪酸を約60%含んでいて、一時期人気になりましたが、MCTオイルの方が100%中鎖脂肪酸ですので、効果を考えるとMCTオイルの方が上ということになりますね。
ちなみに、私たちが油、脂と呼んでいるものは栄養学的には脂質といいます。
脂質はグリセロールという物質に脂肪酸が3個くっついた形をしています。
この脂肪酸の特徴が、脂質の性質を左右します。
脂質に関してのこちらの記事も参考にしてください↓↓↓
中鎖脂肪酸とは、脂肪酸を構成している炭素の数が中ぐらい(5〜12個)のものをいいます。
他に長鎖脂肪酸(炭素の数が13個以上)、短鎖脂肪酸(炭素の数が2〜4個)があります。
一般的なオイル、私たちがよく口にするのは長鎖脂肪酸です。
脂肪酸は、炭素が数珠のように繋がり、
その周りを水素が取り囲むような形をしています。
中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の代謝の違い
MCTオイルのダイエット効果
MCTオイルは長鎖脂肪酸と比べて、消化吸収がかんたんでスムーズなため、エネルギー源として消費されやすいという大きな特徴があります。
(一般的な油と比べると、エネルギー効率が4〜5倍高い)
そのため、「体に残りにくい油」として注目されています。
しかし体内にすでにある脂肪細胞に働きかけて、脂肪を燃焼させる効果があるかどうかについては残念ながらまだ研究段階とのことです。
つまり、「普通の食生活にMCTオイルをプラスするだけで痩せる」というわけではありません。
とはいえ、MCTオイルを使った効果的なダイエット法も考案されていますので、そちらをご紹介いたします。
MCTオイルダイエットの方法
MCTオイルの特徴
・素早くエネルギーとして使われる
・エネルギー不足による「脳の飢餓感」を防げるため、空腹感による間食をやめやすい
・血糖値を上昇させない
エネルギーが不足すると、
脳は「エネルギーが足りない!食事を取れ!」
と指令を出します。それが食欲です(^ ^)b
以上の特徴から、MCTオイルを使った効果的なダイエット法は
- 糖質制限ダイエットと併用する
- 日常で使っている脂質をMCTオイルに置き換える(加熱調理には向かない点は注意!)
- 普段、摂っている糖の代わりにMCTオイルを摂取する
- 1日小さじ1杯(4.6g)から始めて、10gまでを目安に増やしていきましょう(摂りすぎは厳禁です!)
となります。
エネルギーを取り出す経路を糖由来のブドウ糖回路から、脂質由来のケトン体経路に変えることで、体に脂肪を蓄積しにくくできる
おすすめ!バターコーヒーにMCTオイル
朝食にMCTオイル入りバターコーヒーを飲むと、お昼までの活動に必要なエネルギーがチャージでき、満腹感も得られます。
【バターコーヒーの作り方】
コーヒーにバターひとかけとMCTオイルを加えて完成!
バターは普通のバターでも大丈夫ですが、牧草飼料の割合が高い高品質のバターである「グラスフェッド牛の無塩バター」だとさらに良いです!
グラスフェッドバターは普通のバターよりも、オメガ3系の脂肪酸が多く含まれていてダイエット効果・健康効果が期待できます。
ただし、トーストや菓子パン、シリアル・・・など糖質たっぷりなメニューにバターコーヒーを加えてもカロリーオーバーする危険性大なのでご注意ください。
まずは、朝食をMCTオイル入りバターコーヒーに置き換えてダイエットを始めてみてはいかがでしょうか?もちろんバターコーヒーにプラスして、タンパク質・食物繊維を摂っても大丈夫です。
ex)バターコーヒー、ゆで卵、野菜サラダ・・・OK
朝食をバターコーヒーだけに置き換える場合は、持病を持っている方や、栄養が特に必要な妊娠中の女性、高校生未満の方は避けてください。
MCTオイルの注意点
MCTオイルについての注意点をまとめました。
・発煙点が低く、加熱調理に向かない。
フライパンで温めたりするとすぐに煙が出てきてしまいます。
ドレッシングや、味噌汁・スープ・コーヒーなどに直接入れて摂るのがオススメです。
・スチレン系樹脂を変形させる恐れがあります。
カップ麺や食品トレー、コンビニのコーヒーの蓋などには入れないようにしてください。
・お腹が緩くなることがあるので、使い始めるときは少量から摂るようにしてください。
・朝から夕方の間に摂るのがオススメ。少なくとも就寝3時間前までに。
まとめ
MCTオイルの効果
・脂肪由来のケトン体系のエネルギー代謝にスイッチオン!
・体に脂肪が残りにくい
・空腹感を感じにくい
・血糖値が乱れない
MCTオイルの注意点
・加熱調理に向かないので、生で摂る
・スチレン系の食品トレーやカップ麺の入れ物に長時間入れたままにしない
・今までの普通の食事にMCTオイルを加えただけではカロリーオーバーする可能性があり、痩せない。「糖質制限にMCTオイルをプラスする、糖質の代わりにMCTオイルを摂る、ドレッシングなどで使っている通常のオイルからMCTオイルに置き換える」のがオススメ。
・慣れないうちは胃腸を刺激して、お腹が緩くなる可能性があるので、少量から使い始めましょう。
MCTオイルはエネルギーに使われやすく、体に残りにくい油なので
うまく活用すれば痩せられます。
しかし、今の普通の食生活にMCTオイルを足しただけでは逆に
カロリーオーバーになって太ってしまう可能性があります。
正しい取り入れ方をしてダイエットを成功させましょう!!
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